飯島町議会ではこれまで、約3年間にわたり「議員定数報酬等検討小委員会」を立ち上げこの件について調査・取りまとめを行ってまいりました。この委員会設立の発端は「議会の活性化」「定数の見直し」「25~55歳の町議会議員の報酬の増額」という陳情を受け開始されました。
この間、小委員会委員長という役職をいただき、「議員定数報酬」の観点から他議会への視察、全国的な調査など貴重な経験をさせていただきました。
今年、6月には住民アンケートを実施し7月には取りまとめを行いこのアンケート結果を貴重な町民の皆様の意見と捉え委員会としての方向性を決定し8月1日の全員協議会へ提出しました。
メディア報道等でご承知の皆様も多いかと思いますが、結果は委員会提出の意向とは別の
定数:現状維持
報酬:一律大幅増
で会議を閉じる結果となりました。(賛成:5 反対:4 欠席:2)
これまでの全員協議会の中でも「住民アンケートは最優先で尊重すべき」と合意で進んできたにもかかわらずこのような結果になった事に対して、大変遺憾に思います。
小委員会委員長として、住民アンケートから貴重なご意見をいただいたにもかかわらず、その住民意見が反映されなかったこと、またこの結果に対して有権者の皆様・町民の皆様に私としては説明ができない事から、議長に対して「全員協議会再召集請求」を以下のような内容で提出しました。
タイトル : 飯島町議会全員協議会召集請求書
内容 : 次の事件について、飯島町議会全員協議会を速やかに招集されるよう請求します。
会議に付すべき事件 1.飯島町議会議員報酬について
理由1:先に行われた全員協議会において、2名の欠席者がいながら重要案件である議員報酬の件の採決が行われた。採決の際、●●議員は隣室にいて採決に招くことは可能であったにもかかわらず、その努力を行わなかった。病欠である●●議員も意向確認はなく採決がなされたため。
理由2:定数報酬等検討小委員会から提出された改正案、また他議員から出された改正案について熟議がされぬまま、採決がなされたため。
理由3:議長は、持論を展開しそれに誘導ともとられかねない発言を行った。本来議長は、会議の円滑運営と秩序保持に努める役職であり今回の行動は本来の議事進行からかけ離れた運営がなされたため。
(一部●●等で加工してあります)
今回(8/1全協)の決定は、到底住民の皆さんに受け入れられる内容ではなく議員総意でもありません。全員協議会の再招集を祈るばかりです。