2025 3月議会に行った一般質問の議事録が出ました。
今回の質疑応答は以下の通りでした。
2028年に開催されます国スポのホッケー会場となる柏木運動場、これまで様々計画され、いよいよ準備も整備も本格化していく。この間の動きと整備計画、大会中、大会後の計画について伺っていきたいと思います。
問1-1
令和7年度予算には柏木運動場整備事業、国スポ大会実行委員会の設立などの予算が盛り込まれています。国スポ開催に向けた準備の現状と開催までの流れ、年度ごとの計画の説明を。
答:教育長
信州やまなみ国民スポーツ大会ホッケー競技のサブ会場として令和4年5月31日に長野県知事から国スポ旗が飯島町に授与され、開催に向け競技場の整備を進めておるところであります。
施設整備におきましては、柏木運動場、駐車場、B&G海洋センター体育館、柏木運動場への進入路の整備を進めております。
なお、柏木運動場及びB&G海洋センター体育館は災害時における避難所、物資拠点施設及び臨時ヘリポートの指定されておりますので、災害拠点としての機能も強化できるよう、併せて整備するものでございます。
まず柏木運動場及び駐車場につきましては、人工芝の設置と大型車両の駐車場とヘリポートの整備を令和8年度完成を目指して進めてまいります。
次に、B&G海洋センター体育館整備につきましては、国民スポーツ大会ホッケー会場のクラブハウスとして利用するため改修するものです。また、老朽化も進んでいるため、利用者の利便性向上と避難所としての機能強化も図った改修を行い、先週2月18日に完成したところであります。
続いて柏木運動場への進入路の整備でございます。以前から当施設への進入路は災害拠点としては狭隘で十分な道路幅員が確保できていないという課題がありますので、主要地方道飯島飯田線柏木交差点から安全に侵入できるよう、長野県伊那建設事務所と令和9年度完成を目指して計画を進めているところでございます。
大会運営の準備におきましては、本年度、教育委員会内に国スポ準備室を設置したところです。長野県をはじめ、ホッケー競技のメイン会場となる駒ヶ根市、長野県ホッケー協会などの関係機関と開催に向けた協議、調整を行ってまいります。
また、令和7年度には、国スポ大会運営を担っていただくために県・町行政だけではなく、学校、町内のスポーツ団体、観光、商業、交通など各団体の皆さんによって構成される実行委員会を設立し、令和9年度に開催されるリハーサル大会、そして令和10年度に開催される本大会に向けた準備業務を着実に進めていくための体制を整備してまいります。
そして、飯島町で開催されるホッケー競技大会を契機として、町のスポーツの振興と地域の魅力発信につながるような大会を目指してまいりたいと思っておるところであります。
問:
令和6年10月25日、全員協議会で説明がありました計画の資料となっております。
今の説明でいきますとこの計画のとおりという形で進んでいる、その認識でよろしいでしょうか。
答:教育長
現状では順調に進んでいるということであります。
問1‐3
計画の詳細について伺いたいと思います。
この整備計画、その後の利活用まで見据えた計画をされているかというふうに思います。そのような内容も含みお答えいただければというふうに思います。
まず計画1つ目ですけれども、グラウンドの整備内容について詳細をお伺いしたいと思います。芝、コート、スタンド席、フェンス、照明など、ハードの部分を中心にお願いします。
答:教育次長
まず運動場につきましては、ホッケー会場として整備しますが、多目的に利用できるようサッカーコートを基準サイズとした広さ約9,500平米の人工芝を設置いたします。
スタンド席につきましては、グラウンド北側に計画していますが、今後の利用状況を見据え、形態、それから規模の検討を現在しているところでございます。
フェンスは運動場周囲に設置いたします。一部、ゴール裏は国スポ基準を満たす防球ネットを設置する計画でございます。
照明につきましては、今回の整備では設置しませんが、国スポ終了後に町全体の体育施設の集約化と柏木運動場の将来構想を見据えた中で検討してまいります。
問:
大会後はサッカーを見据えたという話がありました。サッカーですと、またホッケーのコートと取り方が変わってくるのかなというふうに思います。東西なのか南北なのかというようなコートの使用について、サッカーを利用したときのコートの使用について想定されていればお聞きしたいと思います。
答:教育次長
グラウンドのコートにつきましては、サッカーの公認も取れる芝生で現在整備の計画をしております。
それぞれ、ホッケー、それからサッカー、ともに東西の長方形のコートでございます。
ちなみに、ホッケーコートの大きさは長さが約90メートル、それで横が55メートル、それから、サッカーコートにつきましては幅が68メートル、それから長さが約100メーター――約100メーターでございます。ですので、ホッケーより少しサッカーのほうが広い予定でございます。2割くらい広い広さになっております。
フェンスにつきましては、南北のまず南側でございますが、高さ3約メートルのフェンスを計画しております。また北側につきましては2メートルのフェンスを計画しております。いずれも、現状物が利用できる部分と、それから新たに設置する部分と、それぞれありますが、高さについては南が3メートル、北側が2メートルになっております。
問:
周りは駐車スペースとしての整備が進んでいくと思われます。
利活用という面でいくと、ジュニアだけじゃなくて大人の方のサッカー等々も視野に入ってくるのかなと、視野に入れなければいけないというふうに思います。そうしたときに、北2メートルのフェンスだと優にボールが越えてしまうんじゃないかと思います。現状もFCの皆さんは使っていらっしゃるかと思いますけれども、よくフェンスを越えてのボールっていうのを見かけます。
それで、大人のキック力でボールが飛んだときには恐らく車への衝突等が発生するんではないかということが想定されますが、この2メートル3メートルはどこから検討されたんでしょうか。
答:教育次長
現在のグラウンドが2メートルのフェンスを使っておりますので、そこからの状況を踏まえた中で、できる限り現状の施設を利用できるような形で持ってきております。
問:
整備にはお金がかかるところでありますけれども、2回3回の工事がかかってくるかと思いますので、しっかり現状の皆さんにヒアリングを重ねる中で、ぜひ検討をいただければというふうに思います。
そして、2つ目の計画の部分ですけれども、グラウンド周辺の交通に関する整備内容についてという部分になります。
柏木交差点の道路改良の計画が発表されていました。また接続道路などの整備ということ、少なからず周辺環境も整備されて環境が変わってくるかなというふうに思います。
道路改良、拡幅、またこれらに伴う用地取得計画など、お答えをお願いします。
答:教育次長
グラウンドの駐車場の用地の取得計画につきましては、今年度、用地測量、それから用地契約等を行い、用地買収を今年度完成したところでございます。現在、土地については駐車場確保ということになっております。
答:建設水道課長
柏木運動場入り口へのアクセスとしましては、議員の御質問のとおり、柏木交差点から東へ行く飯島飯田線を通りまして、それで新たに町道の進入路を設けるっていうルートでございます。
現在、設計等を進めておりまして、地元等と詳細設計のすり合わせといいますか、地元説明会を行っております。
要地につきましては、これらの協議が整った後、県と町と歩調を合わせて、来年度から順次進めていく予定でございます。
問:
3つ目の部分、ほかの施設についてであります。
体育館、プール、トイレ、駐車場の整備内容について詳細をお願いします。
答:教育次長
他の施設の整備につきましては、一部先ほどの繰り返しになりますが、B&G海洋センター体育館につきましては、玄関、ロビー、更衣室、トイレの洋式化、バリアフリー化等の改修を実施したところでございます。
プールにつきましては、プール利用時に利用するシャワー室、更衣室、トイレを改修いたしました。
駐車場につきましては、大型車両も駐車できるよう整備し、併せて災害対策用拠点臨時ヘリポートも整備する計画でございます。
また、現在、グラウンド内を通過している農業用水路がありますが、管理しやすくなるよう駐車場へ移設する計画でございます。
要望:片桐
体育館の整備が完了になり、壁を保護する目的でネットが張られたと思います。
利用者の方の声を聞くと、特にサッカーの方々ですけれども、ネットを寄せたりして丸まっているところでつまずい危ないとお聞きしました。危なくないように、また対処いただければというふうに思いますので、関連として要望でお願いをしたいと思います。
問:1-4
グラウンド周辺の住環境の変化の対策はどのように想定をしているかというところですけれども、これまでの答弁の中でも柏木運動場周辺は大きくさま変わりすることが予想されます。住民の皆さんへの説明ですとか説明の浸透度等、回答をお願いします.
答:教育次長
国スポの開催前、準備期間中、それから開催中、開催後の3つの期間、時期に分けて御説明いたします。
まず国スポ開催前につきましては、柏木運動場周辺に工事が集中し、それに伴う通行止めや工事車両通過に伴う騒音、振動などの影響が想定されます。この対策として、工事着手前に住民説明会を開催し、工事の内容や期間について十分に御理解をいただき、工事中は、工事関係者と調整を行いながら工事車両に係る騒音・振動対策と併せ、周辺住民の皆さんが安全に通行できるよう工事看板を設置するなど、その状況に応じた対策を講じてまいります。
次に、国スポ開催中につきましては、選手をはじめ大会関係者、観戦者の方が多く来場されるため、周辺道路が混雑し、周辺住民の皆さんの生活に影響を及ぼすことが想定されます。その対策として、交通誘導員の配置や安全看板の設置を行い、周辺住民の皆さんや来場される皆さんがスムーズに、かつ安全に通行できるよう、対策を講じてまいります。
最後に、国スポ開催後につきましては、運動場、駐車場、体育館、周辺道路が整備され、体育施設、それから防災拠点としての利便性が向上します。そのため、施設利用者や大型車両を含めた通行車両の増加が想定されますので、警察等とも協議し、安全標識や施設案内看板の設置等を行い、適切な対策を講じてまいります。
いずれにしても、周辺住民の皆さんや施設利用の皆さんの生活や活動に支障が出ないよう、万全な対策を講じてまいります。
要望:片桐
柏木グラウンド周辺を見ますと、移住で来られている皆さんもいらっしゃる地域なのかなというふうに思います。イコール景観が非常にいい場所かなというふうに思います。
ハード整備が進むかと思いますけれども、ぜひ景観の部分も考慮しながら進めていただきたいというふうに思います。
問:2-1
「会場となる施設を持つ自治体として国スポ開催をどのように捉えているか」という部分。
資料ですけれども、2009年開催のトキめき新潟国体の経済効果を示したものであります。
県と新潟経済社会リサーチセンターは、トキめき国体・新潟国体による経済効果は総額621億円推計と発表しております。内訳とすると、施設整備が約340億円、選手の宿泊などの消費支出が142億円、大会運営が139億円、また選手、役員で延べ22万4,000泊、観客は5万5,000泊に上ると推計、大会による雇用の誘発は5,000人余としているというデータが出ておりました。直近のもので明示した数字がなかったので、2009年というものになります。
いずれにしても、大会前後、開催中は、参加選手をはじめ、関係者が多く訪れることが想定されます。これは、様々な角度から見ても、またとない好機であろうというのは誰の目にも明らかかというふうに思います。
国スポ開催中、人、物の動きをどのように想定しているか、具体的にお願いします。
答:教育次長
国スポ開催中は、多くの選手、監督、大会役員、大会運営スタッフ及び大会観戦者が町外及び県内外より飯島町へお見えになります。
まず人の動きといたしましては、出場選手、監督、大会役員が宿泊施設から競技会場である柏木運動場へ移動します。
また、大会を観戦する観客は、公共交通機関、自家用車などを利用し来場されます。
物の動きといたしましては、大会に必要な資材や機材、医療機器などの輸送が想定されます。
これらを踏まえると、大会期間中は柏木運動場の駐車場だけでは対応し切れないことが想定され、町内各所へ駐車場を設けることやシャトルバスの運行を検討する必要があると思われます。
また、町内交通の増加や多くの方が町内の飲食店、商業施設及び観光施設を利用されることも想定されます。
このように、大会期間中は多くの人や物が動くことが想定され、これらの動きを円滑に進めるには、県をはじめ関係機関との情報共有は必要不可欠だと思っております。
町といたしましては、来年度、学校、町内スポーツ団体、観光、商業、交通など、各関係団体の方による実行委員会を組織し、地域全体で情報共有できるよう取り組んでまいりたいと思っておるところであります。
問:2-2
国スポ開催中、町としてイベント、事業などは計画していか。
答:教育次長
国スポ開催期間中は県内、県外の方が往来するため、飯島町を多くの方に知っていただく絶好の機会と考えております。
ホッケー競技で来場された方だけでなく、国スポで県内を訪れた多くの皆さんが飯島町に滞留し、飯島町を知っていただけるようなイベント、事業をこれから設置する実行委員会や関係機関と計画したいと考えております。
要望:片桐
先ほど説明いただいたように、人の移動、物の移動という中で、想定はされているところかというふうに思いますけれども、ぜひ、移動だけではなく、とどめる手段として経済効果を生むようなものを町または関係機関等々で一緒になって計画、実行していただければというふうに思いますので、お願いいたします。
問:3-1
国スポ終了後の施設維持について、管理は町で行うか、また指定管理者制度などの考えはあるか。
答:教育長
柏木運動場につきましては、ホッケー会場として整備いたしますが、将来の利用を見越した場合に多目的グラウンドとしてサッカーのコートを基準サイズとした人工芝を設置し、幅広いスポーツ活動に親しんでいただければと思っております。
また、国スポ終了後の施設については、多くの町民の皆さんの利用はもちろん、他市町村のスポーツ団体の利用も想定されております。
よって、施設管理については、今後、指定管理者制度も含めて、効果的な維持管理ができるよう、今後検討してまいりたいと思っております。
問:3-2
施設利用はどのような利活用を想定し検討しているか。
近隣ですと、高森町の山吹ほたるパークも完成し、連日スポーツが行われているところであります。これらとも連携する中で様々な活用ができるのではないかということで、以前の一般質問でも問うた内容ですが、改めてお答えを。
答:教育長
国スポ終了後につきましては、町民の皆さんが日常的にスポーツを楽しむだけではなく、各地区であるとか学校であるとかのイベント、あるいは行事等で、子どもたちから高齢者まで、幅広い年代の皆さんの利用を想定しております。よって、町や区、保育園や学校、町内スポーツ団体等と連携し、町全体のスポーツ振興につながるよう施設の利活用につきまして検討してまいりたいと思っております。
また、あわせて他市町村のスポーツ団体の利用でありますとか、合宿等の受入れなどについても検討してまいりたいと思っております。
要望:片桐
グラウンド整備をはじめ、様々な施設整備ということで、多額の費用を投入しての施設整備計画、整備が実行されていきます。民間の考え方でいくと投入したものは回収をするところが前提かというふうに思います。ぜひ他市町村とも連携しながら活発な施設利用ができるようにしていただきたい。
問:4
「飯島町地域力創造推進プロジェクト」について。
飯島町と地域力創造株式会社は令和6年9月24日に包括連携協定を結びました。ホームページのオフィシャルの内容でいきますと、今後、「相互に連携し、様々な地域課題に取り組んでいきます。」という形になっております。
事業概要
町が委嘱する「地域力創造アドバイザー」を中心に、「地域活性化起業人」を派遣することに加え、地域おこし協力隊を委嘱(中略)し、「事業実施」と「体制構築」を合わせた委託事業として、その人的資源を活用し、町民や町内企業、各種団体との連携を密に図り、地域と共に課題解決を目指します。
というふうにあります。
資料、令和6年8月16日、全員協議会の説明によると、令和7年2月末から成果評価を行うということで出されております。
現段階では成果について報告は出されていないものと認識をしております。
問:4-1
地域力創造株式会社と包括連携協定後、町、あとは地域力創造株式会社、それぞれの具体的な取組について説明を。
答:町長
昨年9月24日、地域力創造株式会社と包括連携協定、こちらは、相互に連携しながら地域課題を解決して、地域創生、それから地域の活性化、そして住民サービスの向上に努めるということで締結を行ったところであります。
そして、飯島町地域力創造推進プロジェクトとしまして、民間事業者のノウハウ、また総務省の外部人材派遣制度ということで地域力創造アドバイザー、地域活性化起業人、さらには地域おこし協力隊制度を一体的に活用して、チームとして地域の課題解決に当たっていただく組織を立ち上げてきたところでございます。官民連携によりますさらなる地域の魅力の向上、あるいは地域課題解決を目指して、現在まで5か月間、進めてきたところであります。
令和6年度の具体的な取組としましては、1つとして地域おこし協力隊のマネジメント業務、こちらは地域おこし協力隊の募集、採用、それから雇用、それで協力隊員の管理という業務であります。もう一つは、2つ目は空き家等の対策に関することでございます。3つ目が地域振興に関する相談業務ということで、以上の3つを進めてきたところでございます。
問:4-2
現在の内容、今説明いただきました内容をどのように分析しているのかというところで、これまでの実績と成果、課題と今後の取組について端的にお願いします。
答:町長
今までの実績、内容をお話ししたいと思いますけど、先ほどの3項目についての実績と成果でございます。
今年度、最優先で取り組んでいる空き家等の対策につきましては、2軒の空き家を借り上げまして、地域力創造株式会社の事務所、あるいは住まいとしております。
もう一つは、地域活性化起業人の空き家活用事業プロジェクト、これの拠点としてオープンスペースとしての活用を計画してきたところであります。
また、各関係の課と連携を図りながら、町内の空き家、現在168戸ありますけれども、全てを調査しまして、空き家リストを地図にプロットすることによる空き家分布を可視化したものを3月末までに納めていただくということの予定でございます。
次に相談業務などの地域振興でございますけれども、相談に応じることができる体制を整えまして、駅前周辺のにぎわい創出や町内のイベントの実施、コロナ後の飲食店活性化、旅館の跡取り問題、飯島中学校商品開発などの相談を受けてきたところであります。
また、ソーシャルベンチャー事業のPRを兼ねましてコミュニティーなどで主催するイベント、いいちゃん文化祭、それからいいちゃん産業祭り、飯島駅前のイルミネーション設置準備、北町自治会の集会に参加したり、あるいは清掃活動に参加するなど、地域の活動のサポートの取り組んでもまいりました。
次に地域おこし協力隊マネジメント業務、これは募集、採用、雇用、管理でございますけれども、これについては、これまでにインターネットの採用媒体を活用しまして100人ほど面接、選考を行ってきましたけれども、なかなか採用したい人材が見つかっていないために、現在、雇用には至っていない状況でございます。
これまで事業を進めてくる中で、成果が出てきそうな業務もあれば、まだ十分な取組ができていない業務もありまして、残念ながら飯島町地域力創造推進プロジェクトの全てが順調に進んでいるわけではないと評価しております。
現在までに、私ども町長部局と面談を毎月行いまして、7回ほど実施してきております。また、担当部局では、6回にわたって聞き取り調査、あるいは成果の状況を把握してきたところであります。
今後、各項目別に実施状況を整理しまして、これまでの取組の状況や事業の成果などを総合的に判断して評価していきたいと考えております。
3月末までありますので、今後の取組につきましては、引き続き空き家所有者の意向調査、あるいは可視化された空き家地図を基にした空き家の活用の立案、空き家ツアー等の開催、そういったものを企画していただきたいと考えております。
また、相談業務についても継続をしていただく、それから、一番重要なところでありますけれども、地域おこし協力隊のマネジメント業務、採用ですね、こちらなどを実施していただくように予定しているところであります。
問:
当初出されたスケジュールでいきますと成果評価の期間となっておりますので、早いうちに書面での提出をお願いしたいというふうに思います。
今の問いのところでいきますと課題と今後の取組というようなところにかかってくるかと思いますが、2025年2月13日、日経新聞の報道であります。タイトル「地方創生に群がる「補助金ハンター」 死角の特別交付税」という記事であります。
この記事について町は承知をしているのか、またこの記事の中に出てくる補助金ハンターとされる企業と当町が連携協定を行った企業との関連性について把握をしているのか、お願いします。
答:町長
日経新聞の2月13日の記事でございますけれども、こちらについては町としても把握しているところであります。
中に出てくる企業と男性については、当町で包括連携協定をしている会社と男性でございます。
問:
昨日の新聞報道では、3月4日に面談を行い、今後の判断を行っていくという町長の言葉がありました。
今の回答でいきますと、新聞報道、また中に書かれている企業との当町との関係性も把握の上だというところでありますけれども、であれば、すぐに聞き取り調査を実施する必要があるのではないか。
答:町長
新聞報道があってから既に聞き取り調査を行っております。新聞報道に出てきました5市町、それから、そのほかに地域力創造株式会社が関係している事業自治体がございますので、そちらの調査を行い、今まとめているところでございます。
問:
締結前、前後の部分にも関わってくるかと思いますけれども、近隣でいきますと喬木村でも活躍というような記事が出ておりました。そうした近隣へのヒアリングですとか調査、またその後の情報交換等は行ったのか、行っているんでしょうか。
答:町長
県内でも、まだ喬木村のほかにもう一つ町がございまして、そちらの情報も得ているところであります。
それから、先ほど出ました5市町、それからほかの成功している事例、そういった市町村とも情報交換しながら進めているところであります。
問:
昨年12月19日の全員協議会の中で第6次総合計画の実施計画が示されました。重点推進項目に盛り込まれている官民連携による事務事業の推進の中にこの事業を用いて地域課題を解決するという文言があります。調査内容によっては実施計画の変更も関係してくるんじゃないかと思いますが、現時点での所見をお伺いします。
答:町長
新聞報道にあります5市町もそうですけれども、1つの会社と契約しているところばかりではなくて、いろいろな会社と契約しながらこの事業を使って地域課題の解決に取り組んでいるということであります。特定する会社の状況が思わしくなければ、新しい会社に替えていったり、新しいアドバイザー、あるいは地域活性化起業人、そういったところに切り替えていくということも視野に入れながら検討しているところでございます。
問:
先ほどの回答で、聞き取り調査、本人への調査等を行っていく、しているという話でしたけれども、実際に関わった地域の方ですとか協力隊の皆さん等とは面談されているんでしょうか。
答:町長
協力隊員については、まだ採用がされておりませんので、アドバイザーと起業人、この方たちとは面談をしております。
また、地域の皆さんとは、関わっている空き家活用の地主の皆さん等々とも懇談をしているところでございます。
問:
懇談されているということでありますので、懇談された方からは特に思わしくないような話が出なかったという話でよろしいでしょうか。
答:町長
今、株式会社の拠点になっているところ、こちらについては特に問題なく進められていますけれども、もう一つの駅前のほうは、ちょっと進捗が思わしくないという状況です。借家として貸そうとしている方も、ちょっとその辺が気になっているという返事をいただいております。
問:
この新聞報道が出た後、他県ですけれども、私も関わっている担当課の方に話を聞きました。解除のきっかけとなったのは、動きがないまま時間が過ぎていたことが大きな要因であるという話であります。
先ほどは一定の成果が出ているという話でありましたので、改めて今定例会中に成果評価の書面提出を求めたいと思いますが、いかがでしょうか。
答:町長
個人名は伏せさせていただいて、できるところで成果をお示ししていきたいと思います。
問:4-3
今後の実施計画及びスケジュールはということで、今回提出の2025年度の一般会計予算ではアドバイザー業務、活動サポート業務などにおよそ2,300万円の委託費が盛り込まれています。この辺の実施計画も含め、現在の所見をお願いします。
答:町長
先ほど申し上げましたように、現段階で包括連携協定を結んでいる株式会社は、今、精査をしている途中でございますので、その結果に基づいて、次年度以降どのような形で事業を実施していくのか検討してまいりたいと思います。
特に、今回の経験も踏まえまして、多くの市町村でプロポーザルで募集しているところを見ておりますので、そういったプロポーザルで募集していくという方法も一つの選択肢に入れながら検討してまいりたいと思います。
要望:片桐
地域の皆さんと関わる、また地域の資源が利活用される大切な事業でありますので、気持ちよく住民の皆さんが参画できるよう、町としても進めていただきたいと思います。
以上で終わります。